雄大な自然!美味しい魚を育む!天草の魅力 - 活魚 光水 -
熊本県の南西部に位置し、周りを海に囲まれ、大小120余の島々からなる天草。 天草の北部には、有明海が広がり、東部には、不知火海(しらぬいかい)、西部には東シナ海と、それぞれ異なる顔を持つ海に、天草は面しています。 そして、天草には歴史もあります!ご存知の方が多いと思いますが、16世紀にキリスト教がもたらされ、小さい島ながら、異国の文明が開花しました。 しかし、キリシタン弾圧によって、天草四郎時貞でも有名な、天草、島原の乱では、多くの人々が犠牲になりました。 それでも、島民の一途な信念と信仰は、その後も多くの人に感銘を与え、文学や史跡として現在に伝えられています。 美味しい魚と美しい景色、そして深い歴史を持つ天草は、阿蘇と並ぶ熊本の観光地として、現在、確固たる地位を築いています。 |
天草は主に上島と下島の大きな二つの島からなっています。 当店の在る大矢野町は上島の北側、天草の玄関口にあります。 上島は、北側には有明海、東と南には不知火海が広がっています。 有明海と不知火海は内海なので、比較的穏やかで、たくさんの魚が取れることから、命の海と呼ばれてきました。 日本一の遠浅干潟で有名な有明海には、昔は魚が溢れていたといわれています。 有明海には、川から注がれる栄養によって、動物性プランクトンが豊富なので、それを食べる小魚も豊富です。 その小魚は、比較的安全な干潟や海藻などで、すくすくと成長して、大きくなると移動していきます。 そんなすばらしい環境が、豊富に美味しい魚を生んでくれます。 天草には小島が転々としていますので、その間を流れる早い海流も、身のしまった美味しい魚を育む要因として一役買っています。 そして、本渡市などがある、下島は西側に東シナ海が広がります。 東側の穏やかな海と違って、荒波が打ち寄せるので、浸食された岩場が点在していて、東海岸とはまた違う、風光明媚な景色を堪能出来ます。 日本有数の漁港、牛深を代表とする下島は、荒波にもまれた身のしまった魚や、岩場に生息する豊富な魚貝類、そして親潮に乗って北上してくる魚群により、たくさんの魚が水揚げされています。 このように、すばらしい環境条件に守られている天草の海で、育まれる魚が美味しい訳が、納得できたのではないかと思います。 | 大小様々な島々 柳港の水揚げ風景 牛深港 |
車えび養殖場 様々な魚の養殖場 | 天草はその恵まれた立地条件により、魚を捕るばかりでなく、作り育てる、養殖業も盛んに行われてきました。 養殖業者さん達の、たゆまぬ努力と研究により、今日では全国的にもトップクラスの質と量を誇るようになりました。 特に車えびは、全国的にも有名で、テレビでも数多く紹介されるほど、最高の品質を誇るブランド品として愛されています。 他にも鯛やひらめ、ぶり、カンパチなど、たくさんの種類の魚が、伝統と日々進化する技術で育成されています。 このように愛情もって育てられた魚達は、天然物には及ばないものの、それに近い美味しさを保てるようにまで、なってきました。 中には時期によっては、天然物をも凌(しの)ぐ養殖魚も存在します。 そんな魅力溢れる天草の魚を、全国のご家庭で食べていただきたいと、願っております。 |